臨床部門紹介

『もの忘れ』外来

現在の高齢化社会に対応すべく、痴呆の早期発見や他の病気が原因で引き起こされるいわゆる「治せる痴呆」のいち早い治療の着手のお手伝いを致します。 精神神経科をはじめとして第一内科(神経内科)・第三内科・第四内科・放射線科・脳神経外科・麻酔科・栄養部・心理検査部などとの連携のもとに幅広い検査を行います。検査項目としてはMRI、SPECT PET、functional MRI等の最新の画像診断に種々の認知機能検査、神経心理学検査や血液・脳脊髄液等の生化学検査を組み合わせることにより、従来の単科診療ではカバー出来なかった診療を目指します。

『こころの病』外来

デイ・ケア、カウンセリングルームと連帯してPTSD等の各種精神・神経疾患の研究や研修の場として多くの若手研究者を受け入れています。

『子どものこころと発達相談』外来

発達障害の診療では、〔子どものこころのケア〕を含めて幅広い診療実績があり、患者さんは九州中から紹介があり対応しています。 Rett症候群の診療では、日本で最初に結成された親の会「さくらんぼ会」(昭和63年12月発足)をサポートし、九州中の患者さんの治療・相談をおこなっています。また現在、社会的にも問題になっている軽度発達障害の代表である注意欠陥多動性障害(ADHD、学童児の3-6%の頻度)、自閉症、アスペルガー障害、その他全ての発達障害の診療および支援をおこなっています。ミトコンドリア脳筋症に関しては新しい治療法であるL-アルギニン治療を開発し、脳卒中をおこす難治療患、MELASに関しては九州中のみではなく日本全国から患者さんが集まって治療をおこなっています。その他、精神遅滞、被虐待児、摂食障害、不登校などの子どもの「こころと脳」に関する診療をおこなっています。

心理部門

学内外の多様なニーズに答え各種心理検査や心理療法の研究および研修を行います。

心理検査