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 センターご案内
  
   久留米大学で開発中の「がんペプチドワクチン」の医薬品承認を目指して基礎及び臨床
  研究を行う「がんワクチンセンター」を、久留米大学付属研究所として平成25年度より
  久留米大学医療センター敷地内に設立しました。久留米大学では平成21年度に全国初と
  なるがんワクチン外来を設立して以来、これまでに2千人(延べ2万人)以上の方が臨床
  試験にご参加いただいています。平成22年度は前立腺がんに対する高度医療を開始し、
  平成23年度からは標準治療抵抗性膠芽腫の医師主導型治験を実施しております。久留米
  大学がんワクチンセンターの設立によりがんワクチン」の実用化・普及に向けて私たちは
  努力します。

 センター長挨拶


  伊東 恭悟
院長写真
 
  この度、学校法人久留米大学・文部科学省・福岡県・久留米市のご
 支援を得て、念願でありましたがんワクチンセンターを、久留米大学
 医療センター敷地内に開設させていただくことになりました。
  私どもが独自に開発中のテーラーメイドペプチドワクチン療法は、
 患者さんそれぞれに適したワクチンを処方し、がんに対する免疫力を
 高める治療法です。現在、前立腺がんと悪性脳腫瘍である膠芽腫の治
 療に用いるワクチンの医薬品承認を得るための最終段階の試験(III相
 治験)に取り組んでおります。第II相治験や全がん種・全病期を対象
 とした臨床試験も実施中です。またより優れたがんワクチン開発の基
 礎研究やワクチン人材育成に従事しております。
  がんワクチンセンター設立により点在していた基礎・臨床研究部門が
 統合され、より迅速で高質な臨床試験が可能となり医薬品承認の加速が
 期待できます。がんワクチン外来機能を充実拡大されることで、国内外
 からおいでの患者さんにより良いテーラーメイドペプチドワクチンを
 提供できるとともに地域医療へも貢献できます。
  実用化時代を迎えたがんワクチンの一日も早い臨床現場への提供をめ
 ざす所存であります。今後とも一層のご指導・ご鞭撻のほどお願い申し
 上げます。


 組織図


 部門紹介

1 治験部門

 
副院長写真

    久留米大学医療センターに日本で初めてのがんワクチンセンターが開設され、実
   用化へ向けてのがんワクチン開発の拠点形成がなされました。がんワクチンが、医
   薬品として承認されるためには、国のルールに従った何段階かの臨床試験(治験)が
   必要であり、これらの臨床試験を副センター長として担当させていただくことにな
   りました。すでに、個々のがん患者さんの免疫能を調べたうえでがんペプチドワク
   チンを投与するテーラーメイド型のペプチドワクチン療法では、実用化の最終段階
   である第III相治験を前立腺癌(企業治験)ならびに脳腫瘍(医師主導治験)で行ってお
 副センター長    ります。また、新規ペプチドの開発のために、前立腺がんに対して第II相試験(医師
  野口 正典    主導治験)も行っております。今後も、より安全で有効ながんワクチンの実用化を
           目指していく所存です。皆様のご指導、ご鞭撻の程宜しくお願い申し上げます。



2 自由診療部門

 
副院長写真

   この度、がんワクチンセンター開設に伴い、副センター長を拝命致しました。当方
  のペプチドワクチンは、患者個々の体内にある癌を攻撃する免疫細胞(リンパ球)を
  ワクチンによって刺激し、増やす試みであります。私が主に担当しております消化器
  がんにおいては、現時点でワクチン単独療法で腫瘍を縮小させるまでの効果がでる確
  率は高いとは言えませんが、ワクチンによって免疫活性を上げることが出来れば、
  ほぼ確実に生命予後を延ばすことが出来ます。将来的には新しい基礎的知見や様々な
  治療法と組み合わせ等によって臨床効果が出せるよう日々研究を重ねて参る所存です。
 副センター長   皆さまのご高配を賜りますようお願い申し上げます。
  由谷 茂 


3 研究部門

1)がんワクチン研究部:
  がんペプチドワクチン製剤の開発およびワクチン投与患者における免疫能の測定および解析によりワクチン
  の効果を上げるための研究を行っています。
   担当:七條 茂樹 
2)先進漢方研究部:
  がん治療効果のある漢方薬および免疫能を上げたり抗がん剤の副作用を抑えたりする漢方薬の研究を免疫学
  の観点から研究しています。また、がん患者の個別最適治療の臨床研究に反映するための研究を行っていま
  す。
   担当: 恵紙 英昭
3)免疫病理研究部:
  がんペプチドワクチンに用いるペプチドが由来する抗原の有無を病理学的に調べてワクチンの効果をさらに
  上げる治療法を開発したり、がん局所における免疫担当細胞などの解析によりがん患者の予後を予測する
  ためのバイオマーカーを開発しています。また、病理組織を用いた遺伝子解析や分子標的抗原解析を進め、
  それらの情報を個別抗がん剤治療に反映するための研究を行っています。
   担当: 山口 倫
4)企業連携部門:
  がんペプチドワクチンを多くのがん患者さんに届けるために、製薬企業をはじめ、様々な企業と連携して、
  実用化を目指し、薬事承認が一日も早く取れるように活動しています。
   担当: 大内田 昭信
                                       
 がんワクチンセンター設立までの経緯

経緯