教室この一年

 

 H22.9月から前熊本正史医局長から私が医局長の大役を引き受ける事となりました。医局長になり半年が過ぎましたが、まだ慣れない事も多くあり、諸先生、関連病院の先生方にはご迷惑をおかけしたのではないかと思います。

 今年を振り帰ってみますと、佐田教授は、肝臓学会理事、消化器病学会九州支部支部長に就任され、また2010年11月26日にはアルコール医学生物学研究会を盛大に開催され、来年はJDDW肝臓学会会長とさらに多忙になられ私でもゆっくり話す暇がないほどです。一方、医局も無事運営されている反面、問題点も出てきています。そこで現在の問題点、これからの構想などお伝えしたいと思います。

 まず一つ目は昨年、今年と新入医局員の入局者数が少なくなっていることです。入局者数減少の理由は多々あるかと思いますが、全国的に消化器内科の志望医師が減少、当科は最も入院患者数の多い科であり忙しい科は敬遠される、癌医療志望の医師が減少している事などがあります。病棟での指導をきちんと効率よく行うために今回病棟のシステムを改革、指導体制の強化を行いました。今後効果が出る事を期待しています。また今年は初期研修医への説明会なども複数回行う予定で、楽しい行事等も計画しています。

 一方で医局員減少に伴い、関連病院等の医師派遣を削減させていただきました。大変心苦しいのですが、大学の医局を維持していくためには避けられないと考えています。それと同時に、帰学の時期に関してですが、現在関連病院へ出向し帰学する時期は出向してから5年目ころですが、様々な工夫をして帰学希望者は帰学いただき、専門性を高める、研究を行うなどステップアップの場を早く提供したいと考えています。

 二つ目に、女性医師支援です。昨年今年と女性医師の入局がなく寂しい限りですが、最近他病院でも増えてきたように女性医師の働き方を考えたいと思っています。現在のままでは、妊娠や出産、子育て期間などは休職するしかありません。熊本前医局長も手がけられておりましたが、さらにすすめて行きたいと思います。ただこれには男性医師の理解が不可欠です。

 三つ目に医局員の待遇の適正化です。これは実現まで時間がかかりそうですが、無給医の医療保険問題の改善、報酬の適正化です。医師となった学年の問題も含め総合的に検討していきたいと思っています。

 月日の経つのは早いものであっという間に半年経ちました。力不足ですが、私を支えていただいている教授を始め医局員の先生、医局の女性の方々にお礼申し上げます。また同門の先生方からの今後のご指導ご鞭撻をよろしくお願い致します。

 

本年度の業績

H23.12 学術奨励賞選考結果について

久留米大学学術賞令書選考委員会による結果について6名中、当講座より以下4名が受賞となりました。
「甲号」…岩本英希・坂田雅浩
「乙号」…田宮芳孝・熊本正史