Ⅰ.概要
久留米大学内科学講座消化器内科部門(旧第二内科)は、さまざまな肝胆膵・消化管疾患の診療や研究に従事しています。C型慢性肝炎・肝硬変患者が多い地域性もあり、肝細胞癌の発生阻止や肝癌治療には特に力を入れています。また肝疾患に関しての啓蒙を市民に対して広く展開しています。上下部消化管では、多種多様な検査・治療に対応し、増加する胆膵疾患に対しても、先進的な治療技術を確立しています。優れた臨床レベルに加え、消化器疾患に対する基礎的・萌芽的研究も、若手医師を中心に活発におこなわれています。
II 研修理念・目標
A.研修理念
医師としての人格の涵養に努めつつ、日常診療で遭遇するさまざまな疾患への適切な対応を学ぶ。さらに、高度で専門的な診療能力(態度、技能、知識)を身につけ、内科領域の専門医、学位(医学博士)取得を目指す。
B.研修目標
1)行動目標:医療人として必要な基本姿勢・態度を身につける。
2)経験目標:消化器疾患を中心とした多様な内科疾患を経験し、EBMに基づいた病態の理解に努める。さらに、専門的な診断手技・治療手技を身につける。症例や臨床研究についての学会発表・論文作成もおこなう。また研究を指向する者は、海外・国内留学を通じて見識を深める。
III 後期研修医ローテートシステム
平成20年度より後期研修医ローテートシステムを導入しています。これは、肝疾患・消化管疾患・血液内科(希望)・救命センターHCU内科(希望)を3ヶ月毎に1年間研修するシステムです。(例:救命を希望の場合は、救命3ヶ月、肝疾患3ヶ月、消化管疾患を6ヶ月) このシステムにより集中して各疾患の勉強ができ、カンファランスへの参加も効率的になります。後期研修医は患者さんの「主治医」となり、一人の患者さん毎にその疾患専門の上級医が指導医として付き診療を行ないます。また当科独自の専門医研修到達目標を作成しており、クリアできるよう習練していきます。上部下部内視鏡検査、エコー検査など消化器内科医師として必要な検査の講習・指導もシステムを構築しております。
IV 入局後の道程
入局後は、後期研修医として上記のシステムにて病棟で約1年間研修後、1) 関連病院にて学外研修を行うコースと、2) 大学院へ進み研究・学位取得するコースに分かれます。1)の関連病院で研修を数年間行った後は、希望により帰学し専門グループに所属し、専門性の高い診療・研究を行います。2) の大学院コースでは学位取得後そのまま研究を続ける場合と、 ほとんどの医師はいずれかのコースを選びますが、状況により変更も可能です。(たとえば学外研修終了後大学院へ入るなど) で

入局後例

V 週間スケジュール
(月)8:00 新患紹介、11:00 栄養カンファ、18:30
*感染症カンファ(第3月曜)
*講師:感染医学講座臨床感染医学部門 教授 渡辺浩 先生
(火)8:00 抄読会、17:00 消化管・胆膵カンファ
(水)17:00 研修医向けセミナーおよび班カンファ
*研修医向けセミナー(毎週);上級医による教育的内容のレクチャー、
*班カンファ;初期研修医の診療内容のチェック
(木)17:00 肝癌カンファ
(金)8:00 新患紹介・教授回診、16:00 肝炎カンファ、19:00 CPC(隔週)
注1)肝癌の治療は、月•木曜日に、胆膵•消化管の治療は月〜木曜日に主に行われます。
VI 給与・休暇
給与は最低40万円/月を保障していますが、実際は臨時の日勤や当直が入るため50万円/月以上になります。
外勤は日勤1日/週、平日当直1日/週、土日当直1日/月となります。
夏季休暇は7~9月に1週間、冬季休暇は2~3日程度確保しています。
