トップページ > 教室案内 >当科の特長


1.頭蓋底・頭頚部再建やフットケアなどのチーム医療

 複数の診療科と合同で治療を行うチーム医療において、当科は再建外科としての重要な役割を担ってきました。例えば、頭頸部領域では20年以上前から、耳鼻科、脳外科、食道外科と協力して悪性腫瘍の治療を行っており、これらの分野では日本有数の実績を誇っています。特に頭蓋底手術は、チーム医療によって日本で初めて成功しました。また、他科や地域医療と連携が必要なフットケアにも力を入れています。


2.難治性潰瘍における創内持続陰圧洗浄療法

 2004年より陰圧閉鎖療法に持続的な洗浄機能を付加した創内持続陰圧洗浄療法を開発し、豊富な経験と数多くの論文を発表しています。 主に難治性潰瘍(褥瘡や下腿潰瘍)に対して本法を施行しており、その治癒率は飛躍的に向上しています。また開放骨折の初期治療や脳外科領域の感染などに対しても臨床応用しています。


3.口唇口蓋裂・小耳症センター

 当科に併設している口唇口蓋裂・小耳症センターでは、当科が診療の中心となり、耳鼻咽喉科,小児科,歯科,麻酔科などとチーム医療を行うことで、より高度で集学的な治療を行っています。先天異常は、手術後も成長とともに機能的,整容的変化が伴ってきます。患者さんのQuality of Life(生活の質)を常に高いレベルに維持するため、患者さん一人ひとりを長期にわたり他科と協力しながら診療しています。


4.リンパ浮腫に対するリンパ管静脈吻合

 顕微鏡を用いて径0.5mmほどのリンパ管と静脈の吻合を行うリンパ管静脈吻合術は、スーパーマイクロサージェリー技術を用いて行われます。乳癌や婦人科疾患の手術後や外傷などで発症する上肢や下肢のリンパ浮腫に対して手術が行われ、院内だけでなく他院からの紹介も多く、良好な成果を上げています。


5.レーザー治療

 11台のレーザー機器を駆使して、あざ治療からしみなどの美容的治療まで幅広く行っています。皮膚科と合同でレーザー外来を開設しており、形成外科領域と皮膚科領域の皮膚疾患を広くカバーできるよう体制を整えています。また、皮膚以外の疾患にもレーザー治療が応用できるよう日々研究しています。


6.血管腫治療

 苺状血管腫や単純性血管腫に対するレーザー治療,海綿状血管腫に対する硬化療法,動静脈奇形(AVM)に対する塞栓術および手術など、血管腫の種類に応じた治療を放射線科とともに合同で行っています。血管腫専門外来も併設しており、九州全域から患者さんが受診されています。


7.高度救命救急センターとの集学的治療

 九州・山口で唯一、高度救命救急センターを有する久留米大学病院では、切断指(肢)や顔面多発外傷,重度熱傷など高度で専門的な治療が求められる症例を数多く受け入れています。当科ではそのような重症症例に対しても対応できるよう、常に救命センターと連携をとって治療を行っています。


8.美容外科外来開設

 2015年より美容外科外来を開設しました。美容外科手術のみならず、抗加齢医療や再生医療にも積極的に取り組んでいます。近年、美容整形の分野が普及し、身近な医療となった一方で、トラブルも多く発生しています。そのため我々は、安心・安全かつ科学的根拠に基づいた美容医療の実践・情報の提供ができるよう研修プログラムを作成し、臨床教育の実践に取り組んでいます。