医局長 内野俊郎
21世紀は脳と心の時代であり、さらに心身共に診ることができる臨床医が求められると思われます。ストレス社会と言われる現在、心理社会的問題が大きくクローズアップされ、ますます精神神経科のニーズは高まり受診する患者数が確実に増えています。精神神経科ではそのような現代社会と将来を見据えた上で人の役に立つ臨床医を育てるべく、ひとりの人間として『人とのコミュニケーションの取り方』を含め、各疾患(うつ病、神経症、心身症、精神分裂病、思春期精神障害、てんかん、アルコール・薬物関連問題、老年期精神障害、器質性・症状性精神病など)の診断と治療に対するバランスの良い教育を目指しています。その一環として各疾患別、各研究分野別にグループを設け日々の診療と研究に当たっています。
<病棟>
研修医の1年目は病棟で行い、2年目は希望に応じて内科や救命センターのローテーションを行います。病棟医長を含め指導医陣は各疾患および各研究グループから各一名で構成されており、指導医別グループに分かれています。また看護スタッフ、作業療法士、臨床心理士やケースワーカー・ソーシャルワーカーとのチーム医療を学ぶことが重要と考えています。
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<外来>
各疾患別における特殊外来で教育を行い、リエゾン・コンサルテーションサービスにおいては全身疾患と精神症状の関わりを学びます。
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<デイ・ケア>
主に精神分裂病の社会復帰支援とスタッフ自身の人との円滑なコミュニケーションの取り方を学びます。患者さんの成長と同時にスタッフも感性が磨かれます。
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<カウンセリングセンター>
週2回、火・木曜日にカウンセリングを行っています。まず医師の診察の後に十分なカウンセリングが必要と思われた方や希望者に実施しています。
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入局案内
入局希望の医学生または既卒の先生方は、随時見学や病院案内を行っておりますのでいつでも連絡をお待ちしております。研修プログラムを参照してください。 入局の申し込みは、国家試験終了後でも中途でも構いません。
連絡先 久留米大学医学部精神神経科学教室 〒830-0011 福岡県久留米市旭町67番地 |