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核医学・PETセンター

 久留米大学病院の核医学・PETセンターは、臨床研究棟の東に位置し、放射性同位元素施設の2階にあります。平成25年5月現在では、SPECT/CT装置1台、SPECT装置2台、PET装置1台、PET/CT装置1台が稼働しています。




 核医学検査は、放射性医薬品や放射性薬剤を体内に投与して、体内から放出されるγ-線(ガンマー線)を検出する検査です。そのγ-線の分布を測定、画像化することにより生体内での代謝や機能状況を観察することが可能になります。
 当院では、骨転移やリウマチなどの骨・関節病変を調べる骨シンチグラフィ、全身の炎症や腫瘍の部位を調べるガリウムシンチグラフィ、心筋のviabilityを調べる心筋シンチグラフィ、脳血流の分布を調べる脳血流シンチグラフィ、肝機能を調べるアシアロ肝シンチグラフィ、分腎機能を調べる腎シンチシンチグラフィ(レノグラム)などを行っています。
検査装置はSPECT装置やSPECT/CT装置を使用します。SPECTとは、Single Photon Emission Computed Tomography;単光子放射断層撮影のことです。シンチグラフィの断層像で病変部位の同定に有用です。さらに、SPECT/CTでは、CTによる形態情報との重ね合わせが可能であり、SPECTに比べて診断能が向上します。

   



不明熱の症例です。腹部正面像やSPECT横断像で異常集積(赤矢印)を認めますが、病変部位の同定は困難です。SPECT/CTでは膵臓付近に異常集積(黄矢印)が見られることが確認できます。不明熱の原因が明らかになりました。SPECT/CTは病変部位の位置確認に有用です。

    




 PETとはPositron Emission Tomographyの略語で、陽電子放出断層撮影を意味します。PET検査は放射性薬剤である18F-FDG(18F -フルオロデオキシグルコース)とPET装置を用いて行われ、癌診療によく使われている検査法の一つです。18F-FDGはPET核種である18F(フッ素)で標識した糖類似体で、糖代謝が亢進している腫瘍細胞に多く取り込まれる性質があります。取り込まれた18F-FDGから放出される放射線を体外のPET装置で検出し、画像表示を行って病変の同定を行うのがPET検査です。PET検査により病変部位の広がりを観察することが可能になります。
 PET/CT装置はPET装置とX線CT装置を組み合わせた装置のことです。PETとCTを一度の検査で行うことにより、時間的、空間的ずれを最小限にすることができ、代謝画像(PET画像)と形態画像(CT画像)を重ね合わせて診断できる画期的な検査法です。 
         
 食道癌の症例です。食道の病変部位に異常集積(赤矢印)を認めます。また、腫大した縦隔リンパ節や腹部リンパ節に異常集積(白矢印)を認め、食道癌による多発リンパ節転移と診断できます。     



 保険適応に関しては、平成22年4月からPETおよびPET/CTによる悪性腫瘍の診断について、すべての悪性腫瘍(早期胃癌を除く)の病期診断、再発・転移診断に適用されるようになっています。当院では院内のみならず院外からも多くの患者さんのご紹介を頂いております。また、人間ドックと連携したPET検診、PET/CT検診も適宜行っています。

検査予約はすべて電話予約となっております。(フリーダイヤル0120-36-9849)~みるくわしく~でお願いします。
詳しくは久留米大学病院PETセンターのホームページをご参照下さい。