研究会

日本HIA研究会

概要

更新情報(2012.11.7)

  • 開催案内」に第5回HIA研究会(2012年10月25日、山口市)の開催報告を掲載しています。
  • インフォメーション」に健康影響予測評価ガイダンス、および第8回労働科学研究所セミナーのご案内を掲載しています。

発起人

石竹 達也 久留米大学環境医学講座
高田 和美 日本予防医学協会
舟越 光彦 九州社会医学研究所
藤野 善久 産業医科大学公衆衛生学教室
原 邦夫 帝京平成大学地域医療学部

設立趣旨

近年、EU諸国を中心に政策の計画時に健康影響評価(Health Impact Assessment: HIA)という手法が取り入れられるようになっています。このHIAとは、政策・施策・事業の計画段階で、国民・地域住民に対する健康への影響を事前に評価し、便益のある健康影響を最大化し不利益な健康影響を最小化するための助言をまとめ、政策・施策・事業を最適化するための手法です。

日本においては、1999年に施行された環境影響評価法が一定規模以上の事業について環境への影響評価を義務づけていますが、HIAのように事前に健康影響を評価することを求めるものとはなっていません。様々な政策・施策・事業に計画段階でHIAが適用され健康への影響から評価されて最適化されることになれば、国民あるいは地域住民の健康の維持・増進に大いに役立つものと考えられます。

そのような中、日本でHIAを実際に政策決定者の判断に活かすための研究を行う場として、「日本HIA研究会」を設立したいと考えています。

尚、事務局を久留米大学医学部環境医学講座内に置くことを考えています。