現代の医療には、未だ根治できない疾患や厚生労働指定難病 約 330疾患が存在しています。これらの疾患に対し、疾患特異的タンパク質を発見し、製薬企業への創薬パイプラインを実践していきます。
informationお知らせ
- 2018年8月 日本骨代謝学会
1st Author http://www.jsbmr.jp/1st_author/328_mtsuru.html
- 2018年5月 厚生労働指定難病 後縦靭帯骨化症特異的タンパク質の発見 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29782494 MGI;http://www.informatics.jax.org/reference/j:262080 我国の難病の一つで、患者数
38,039人(平成28年度 特定医療費支給者数)希少疾患と分類されます。後縦靭帯骨化症の患者血液を質量分析装置にてプロテオミクスを行い、健常者と比較して、欠損または、減少しているタンパク質を発見しました。このタンパク質が後縦靭帯骨化症に関与することを立証するために、遺伝子改変マウスを作製し、全てのマウスに後縦靭帯骨化が発症することを確認しました。
- 2017年11月 がん転移ペプチドの発見 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29096248
久留米大学先端癌治療研究センター、久留米総合病院との約20年間の追跡研究の成果です。本研究は、2018年4月、Natureエデッターより、アメリカ癌学会にて、報告をいただきました。疾患プロテオミクスとは、目的疾患の患者体液の全てのタンパク質を調べ、健常者との違いを探索していきます。数万個のタンパク質を統計学的な検証を行います。疾患プロテオミクスに必要なことは、母集団の集積パワーが重要な鍵となります。
- 2013年3月 間葉系幹細胞から靭帯組織を作製 https://www.liebertpub.com/doi/abs/10.1089/scd.2012.0695?url_ver=Z39.88-2003&rfr_id=ori%3Arid%3Acrossref.org&rfr_dat=cr_pub%3Dpubmed&
プロテオミクスは、疾患患者と健常者との全タンパク質を調べ、違いを探していきます。この段階で、靭帯組織共通のタンパク質を発見し、間葉系幹細胞にトランスフィクションを行い、3D培養を実施しました。その結果、水平線維組織ができ、この組織は、骨融合を示し、動物靭帯再建実験から、靭帯組織だと考えます。この組織は、2018年発表の厚生労働指定難病後縦靭帯骨化症の原因タンパク質のin
vitroの実験で使用するためです。靭帯組織の再建には、高度スポーツ選手以外にも、高齢者の膝、歯周靭帯の再建に有用と考え、自分の歯で好きな食事ができ、自分の足で歩くことができる社会を望んでいます。
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