日本小児外科QOL研究会
代表幹事 髙松 英夫
日本小児外科QOL研究会は駿河敬次郎先生が「小児外科手術後におけるQOLの向上と研究」を目的として創設されました。第1回研究会が平成2年(1990年)12月に開催され、駿河先生が初代代表幹事に就任されました。その後、平成18年からは河野澄男先生、平成21年からは溝手博義先生が代表幹事を務められ、そして令和4年から私が代表幹事に就任させて頂きました。
小児外科疾患、ことに先天性疾患ではそれに伴う合併症などがあり、初回の手術のみで満足される結果が得られる患者さんばかりではなく、長期にわたる経過観察を余儀なくされる方や生涯にわたる障害を残す患者さんも多く、私ども医療従事者は患者さんのQOLをどのようにして向上させていき、どのように支援していくのが良いかという大きな課題を抱えております。支援も医学的、物理的、精神的、経済的など多岐にわたっており、今後も新しい課題、解決し難い課題など様々出てくることが予想され、ことに医療従事者は小児外科領域の患児のQOLを向上させるべく一丸となって研鑽して行かなくてはならないと強く考えています。
令和元年(2019年)12月の武漢での新型コロナウイルス感染者の報告以来、本研究会も研究会開催などに多大な影響を受けていましたが、昨年は聖マリアンナ医科大学北川 博昭教授のもと、第31回研究会が完全Online方式で開催されました。今後もいろいろな難問が生じる可能性はありますが、皆様のご支援のもと解決策を見いだし研究会を運営して参りたいと考えております。会員並びに代表幹事の先生方が紡いでこられた本研究会の精神と力を絶やすことなく、さらに発展させていかねばならないと考えております。
会員の皆様の一層のご支援・ご協力をお願いいたします。
会期:2024年10月12日(土)
会場:弘前市立観光館 1F多目的ホール
会長:平林 健(弘前大学医学部附属病院小児外科 診療教授)
研究会ポスターは こちら です。
詳しくは第34回日本小児外科QOL研究会ウェブサイトをご覧ください。
https://qol.hirosaki-surgery2.jp/