国内有数の感染症看護専門看護師養成課程

TEL:0942-31-7528

教室の概要

感染症看護専門看護師(CNS)教育課程の概要

感染症看護専門看護師教育課程の目的

地域および施設における感染症発生の監視及び疫学調査、感染制御活動までの損課程において、感染症看護のスペシャリストとして必要な看護実践能力、ICTチームにおける教育、相談、研究、調整、倫理調整等の役割が果たせる人間性豊かな人材を育成し、医療を受ける人びととその家族、医療機関で働く人びと、地域の人びとへの貢献を目指すことを目的とする。

感染症看護専門看護師教育課程の特徴

本プログラムの特徴は、看護師・保健師・助産師のキャリアアップとして、高度な専門知識や実践力を涵養する共通カリキュラムを履修後、1つは、発展途上国や大災害など集団感染症の国際的現場で、感染管理活動が実践できるICNの育成を目指したアドバンスド・プログラムと、もう1つは、国内の臨床や地域の国際的な感染症問題にも対応できるICNを養成するプロフェッショナル・プログラムの類型化した2つのコースを設置していることです。
プロフェッショナル・プログラムコースでは学位習得後、看護協会の専門看護師制度による「感染症専門看護師」の受験資格獲得が可能となるよう、カリキュラムを構成しています。
各プログラムには基本的に2年間のコースワークとなります。なお、社会人入学生のうち長期履修学生制度を選択した学生には3年間で2つのプログラムのコース展開も可能です。

どのような人材を育成するのか?

アドバンスド・プログラムにおいては、国際的公衆衛生の現場で、感染制御活動ができる人材を、プロフェッショナル・プログラムにおいては、専門看護師としてCNSのライセンスを獲得し、国での医療機関・地域で感染制御活動ができる人材を養成したいと考えます。基盤となる、科学的研究能力・専門的実践能力・国際的調整・交渉能力を有する人材を養成します。

組織的な大学院教育改革推進プログラム(2009年~2011年採択)

組織的な大学院教育改革推進プログラムとは?

組織的な大学院教育改革推進プログラム」は、社会の様々な分野で幅広く活躍する高度な人材を育成する大学院博士課程、修士課程を対象として、優れた組織的・体系的な教育取り組みに対して重点的な支援を行うことにより、大学院教育の実質化及びこれを通じた国際的教育環境の醸成を推進することを目的としています。また、採択された取り組みを広く社会に情報提供することで、今後の大学院教育の改善に活用します。

本学では、この「組織的な大学院教育改革推進プログラム」に平成21年度応募し、本学大学院医学研究科修士課程『感染制御看護師(ICN)養成プログラム』が採択競争率7倍の難関を突破し採択されました。(採択期間は2011年3月末迄)。

感染制御看護師(ICN)とは?

新型インフルエンザのような新興、あるいは再興感染症の世界的流行、ライフラインの停止による衛生環境の悪化から集団感染の危険性が高まる災害発生、発展途上国や貧困社会におけるエイズ、マラリア、結核などの蔓延、国内及び施設内の感染対策など、様々な状況において、感染制御看護師(Infection Control Nurse;ICN)の果たす役割が期待されており、国際保健の現場あるいは臨地で活躍できるICNの教育・養成が急務とされています。