国内有数の感染症看護専門看護師養成課程

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第8回 感染制御看護師養成ブログラムセミナー
感染症疫学  特別講義

国立感染症研究所 感染症疫学センター 実地疫学専門家養成コース(FETP)15期生 金山 敦宏 先生にお越しいただき、実地疫学調査の基礎と感染制御活動への応用を学びました。 両日合わせて、42名の方にご参加いただきました。

10/3(金)「アウトブレイク調査の基本ステップ」

     

 1日目は、はじめに国立感染症研究所 FETPでの活動をご紹介いただき、「エボラ出血熱」「デング熱」等の現在、流行が危惧されている感染症の最新の疫学情報をご提供いただきました。また、疫学調査のための基本ステップ 8項目に沿って、アウトブレイク調査の手法をご講義いただきました。

10/4(土)「MDRPアウトブレイクへの対応」

       

 2日目は、実際のMDRP院内アウトブレイク事例を通して、疫学調査のための基本ステップに基づきながら、ケーススタディを行いました。ケーススタディでは、大学院生、地域の病院の感染管理に従事する方、保健所の方などで構成されたグループで、MDRPの発生からアウトブレイク終息までを、どのように捉えて、どのように対応していくのか、場面 場面を疫学調査の手法を活用しながら考えました。グループ内では、積極的な意見交換がなされ、熱心な議論がなされました。 アウトブレイクの対策の際に、「疑わしい」という予測や経験等から対応を進めるのでなく、まずは全体を捉え情報を整理し、疫学調査の基本ステップに基づきながら、記述疫学・解析疫学を行い対応していくことが大切であることを、改めて感じました。

 

金山先生、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。