国内有数の感染症看護専門看護師養成課程

TEL:0942-31-7528

平成26年度 感染看護学実習Ⅰ報告会・第4回事例発表会を開催しました

6週間にわたる感染看護学実習Ⅰを終えた3名の院生が、実習報告と事例検討をいたしました。当日は、11名の方にご参加いただきました。


日時:平成26115日(水)1630-1900      場所:久留米大学医学部看護学科A棟 講義室4

 

1.開会の挨拶

2.事例報告

【実習施設】西神戸医療センター

 16301655  江藤 宏一朗

           「視覚障害者の感染看護」

 16551720  中島 順一郎

           「血管炎と糖尿病に罹患した易感染患者の感染看護」

【実習施設】福岡徳洲会病院

 17201745  三浦 美穂

           「長期留置カテーテルを使用した透析患者の感染看護について」

3.事例検討会

 18001820  江藤 宏一朗

 18201840  中島 順一郎

 18401900  三浦 美穂

4.閉会の挨拶





感染症看護学実習Ⅰ を終えて

 

久留米大学医学研究科 

感染看護専門看護師教育課程

2年 江藤 宏一郎

 

 私は818日から926日までの6週間、兵庫県の西神戸医療センターにて実習を行わせて頂きました。同病院では認定看護師や専門看護師を目指す実習生を受け入れるための環境が整備されており、カルテの閲覧や記録方法についてスムーズに導入させて頂くことができました。また、日本で数少ない感染看護専門看護師の方に臨地実習のご指導を頂き、目指す専門看護師のあり方について親身に相談に乗ってくださいました。

 当センターは50床の結核病床を有しており、これまで経験したことがなかった結核病を持つ患者の看護を実践させて頂きました。結核は呼気から排菌していれば隔離を必要とします。概ね2ヶ月程度の入院期間となりますが、その間患者は多大なストレスを抱えることを、日々の看護の中で肌で感じ取ることができました。また、院内感染対策チームの活動やDOTSカンファレンスなどの他職種が協働する現場に参加させて頂くことにより、看護師からの目線だけではない広い視点で感染症看護の役割や課題について視座を得ることができました。普段あまり意識することはありませんが、日本は未だ結核の中蔓延国であり、新たに結核を発症する患者は少なくありません。今回の経験は感染看護のプロフェッショナルを目指す私にとって非常に貴重な経験となりました。

今回の実習にあたりご支援いただきました皆様に、衷心より御礼申し上げます。