国内有数の感染症看護専門看護師養成課程

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平成26年度 感染症看護学実習Ⅱ報告会を開催しました

2週間にわたる感染症看護学実習Ⅱを終えた2名の院生が、実習報告を行いました。当日は、8名の方にご参加いただきました。


実習期間:平成26年12月6日~12月18日
実習施設:東京慈恵会医科大学付属病院



感染症看護学実習Ⅱを終えて

プロフェッショナルコース 松永 紘子


 感染看護学実習Ⅱでは、日本で最初に看護学の教育を始めたことでも知られる東京慈恵会医科大学附属病院で、感染制御チームにて2週間の実習をさせていただきました。実習病院の感染制御チーム(ICT)は2008年に発足されていますが、実際には1990年頃よりICTとしての活動が行われているとの事で、積極的な感染対策が実施されていました。そのため、病院スタッフへの教育や院内サーベイランスなどのシステムが整っており、病院スタッフ一人一人の感染対策への意識が高いような印象を受けました。
 今回の実習は、医療施設における感染管理活動とその方法を学ぶことが大きな目的でした。具体的には、専門看護師の役割である、「実践・相談・調整・倫理調整・教育・研究」の柱をもとに、それぞれ目標・計画を立て実習を行いました。 実践・教育においては、2週間という短い期間でしたが、サーベイランスを実施しました。1週目にサーベイランスのデータ収集を行い、2週目は結果の分析、病棟スタッフへのフィードバックを行いました。フィードバックの際には、見えてきた問題点を文献・先行研究などを活用し、論理的に説明すること、また病棟で実際に行える解決策を提案するという点に注意しました。相談や倫理調整などにおいては、学生が主体的に実施する機会はありませんでしたが、指導者である感染管理専従看護師が実施する、感染対策活動の実際を知ることができ、多くの事を学ぶことが出来ました。今回の学びを活かし、今後も感染管理活動について研鑽していこうと思います。