これまでの在籍者

講師(在籍期間:2010年4月~2022年4月)

力丸由起子

力丸由起子(現在の所属:久留米大学医学部形成外科・顎顔面外科学講座)

2000年大分医科大学医学部卒業。久留米大学病院、済生会福岡総合病院等にて形成外科医として研鑽を積み、2007年形成外科専門医資格取得。済生会福岡総合病院形成外科などで形成外科主任医長として勤務後、2010年4月から当教室に赴任(形成外科・顎顔面外科学講座との兼務)し、中村桂一郎前教授の指導のもと博士号を取得。医学教育では解剖学(内臓学、神経解剖学)と発生学の講義および組織実習を担当し、臨床医をしながら研究をおこなっています。関心を持って取り組んでいるのは、形成外科領域の手術や治療の質を改善することを目的とした研究です。具体的には、①肋軟骨移植量を長期間維持するための間葉系幹細胞付加の試み、②レーザー治療前後のメラノサイト三次元形態解析、③ケロイド・肥厚性瘢痕の三次元微細構造解析、④ヒト吸引脂肪の吸引・採取法の違いによる移植後脂肪組織の経時的変化、⑤難治性潰瘍治療に利用されているperifascial areolar tissue(PAT)の組織解析および⑥透明化標本を用いた咬筋組織内の神経・血管走行の解析等です。組織解析ではFIB/SEM tomographyを利用しています。実験モデルや生体試料解析から新知見を得ることで、より安全で確実な手術手技の改善および治療法の開発に繋げる努力をしています。

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大学院生(在籍期間:2018年4月~2022年3月)

日野聖慧

日野聖慧(現在の所属:久留米大学医学部歯科口腔医療センター)

九州歯科大学を卒業後、久留米大学医学部歯科口腔医療センターに所属しました。その後、久留米大学医学部解剖学講座顕微解剖・生体形成部門の大学院に入学。同教室の中村桂一郎教授(現 久留米大学高次脳疾患研究所 客員教授)と先端イメージング研究センターの太田啓介教授の指導のもと、2022年に博士号取得予定です。大学院では、マウス舌有郭乳頭の味蕾発生過程について電子顕微鏡(FIB-SEM)を用いてその三次元構造を明らかにする研究を行い、学位論文として発表しました。関心のあるテーマは、味蕾の発生と細胞分化、独特な細胞構造を形成するメカニズムの解明です。趣味は筋トレ、バレーボール、読書です。

講師(在籍期間:2013年4月~2023年3月)

平嶋伸悟(現在の所属:たかとり歯科)

福岡県に生まれ、福岡県立嘉穂高等学校卒業後、歯科医師を志し、九州歯科大学に入学、卒業後は久留米大学医学部歯科口腔医療センターにて研修を行いました。学生時代に研究室配属で研究に興味を持ったため、研修修了後には大学院(同大 医学部解剖学講座 顕微解剖・生体形成部門)へと進学しました。当時、教室を主宰しておられた中村桂一郎先生に師事し、桂一郎先生が上原康生先生の門下生ということもあり、形態学的解析(電子顕微鏡を主軸とした顕微技法)を中心にその研究を進めてきました。現在も電子顕微鏡による3次元微細構造解析を基軸とし、「Beauty is truth, truth beauty 」「神は細部に宿る」を信念に、Periodontal ligament・コラーゲン線維束・線維芽細胞・異種細胞間ネットワークに関わる研究を進めています。また、上記に限らず、各種イメージングによる解析で共同研究を行っています。

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