メンバー

教授

嶋雄一

嶋雄一

福岡県立筑紫丘高校から九州大学医学部に進学し、1996年に卒業しました。3年間の臨床研修の後、大学院進学を機に、当時基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)におられた諸橋憲一郎先生の研究室に加わり、2008年まで基礎研究の修行をしました。諸橋先生の移動を機に、2008年に母校である九州大学へ戻った後、2016年に縁あって川崎医科大学(岡山県倉敷市)の解剖学教室へ赴任し、樋田一徳教授のもとで、解剖学教育の修練を積みました。2021年10月に当教室に主任教授として着任し、現在に至ります。福岡生まれ福岡育ちですが、久留米とはこれまで縁がありませんでした。この地で教室を主宰する機会を得たことを、とても光栄に感じています。

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Full ORCID iD – ORCID logo https://orcid.org/0000-0002-0281-8602

教授(先端イメージング研究センターとの兼務)

太田啓介

太田啓介

名古屋生まれ。九州大学農学部で遺伝学を専攻し、今で言えばフェノタイピングのようなことをするのがきっかけで形態学に。1993年に久留米大学に赴任。長く解剖学講座(顕微解剖)に席をおいて研究・教育に携わり、教育では能動学修、協同学習に取り組んで来ました。2017年より久留米大学医学部電子顕微鏡室の専任教員として移動。機能を拡充させるために先端イメージング研究センターとして改組、2019年に教授に同センターの昇任いただき現在に至ります。久留米大学は形態科学、特に電子顕微鏡については輝かしい歴史を持っています。解剖学教育にも関わりつつも、その伝統を更に発展すべく、今までだれも見ることができなかった世界を観るための新しい技術開発に取り組んでいます。(Keywords: FIB-SEM tomography, Array tomography, CLEM, Mitochondria)

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助教

中村悠

中村悠

東京理科大学基礎工学部卒業後、京都大学医学部高次脳形態学(教授:金子武嗣先生)で神経解剖学の研究に着手し、博士号を取得しました。その後、川崎医科大学解剖学教室への勤務を経て、2019年8月から当教室の助教に着任しました。研究については、脳の作動原理の解明に繋がるような解剖学的研究をするのが目標です。現在は電子顕微鏡で脳内軸索線維を観察するためのウイルスベクター開発や、視床・大脳皮質における神経回路網についての研究を進めています。教育については、学内では組織学や神経解剖学を担当し、学外では解剖生理学の講義や実習を担当しています。

井上実紀

福岡県立修猷館高校卒業後、研究者を志し、九州大学理学部に入学しました。諸橋憲一郎先生の研究室で研究の基礎を一から学び、性分化に重要な役割を担うライディッヒ細胞の分化メカニズムに関する研究を進めてきました。博士課程取得後も九州大学で助教として研究を続け、2022年10月から当教室の助教に着任しました。最近では大規模データ解析にも力を入れ、発生や細胞分化の過程で個々の細胞がどのように協調して、生体システムを構築しているかを明らかにするべく研究を行っています。

嶋(宮林)香奈子

石川県出身。東北大学農学部動物生殖科学分野にて卵巣の研究に関わったのが研究への入り口でした。その過程で組織特異的転写調節・遺伝子発現機構に興味を持ち、諸橋憲一郎教授(基礎生物学研究所、九州大学)のもと、生殖線の発生について転写因子や遺伝子発現の観点から研究を行なってきました。途中、出産育児のために研究から離れた期間がありましたが、研究補助員としての現場復帰を経て、現在に至ります。現在は、脾臓の血管系の起源や分化について、遺伝子改変マウスを用いて解析を行なっています。なぜ?を明らかにしていく楽しさと自分の「好き」である組織形態の観察を大切にしつつ、形態変化をもたらす分子メカニズムの一端を明らかにできたらと思っています。

また、循環器病研究所にて基礎研究のサポート業務にも従事しております。色々な背景の方々との関わりを通して、基礎研究の楽しさを伝えられたら幸いです。

研究補助職員

  • 永井淳子(実験補助業務)
  • 岩佐直美(秘書業務)

名誉教授

  • 猪口哲夫先生
  • 中村桂一郎先生

客員教授

  • 平田憲先生
  • 金澤知之進先生

客員准教授

  • 平嶋伸悟先生

これまでの在籍者