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『後期臨床研修案内』 産婦人科の現状と今後
少子化と産婦人科医師不足 意識調査 意識調査の結果を受けて

久留米大学医学部産科婦人科学教室医局員アンケートを実施いたしました。

【目的】
産婦人科医師不足の現状とその解決策を検討するために、現役産婦人科医師とその家族の現状と意識を調査することを目的として実施いたしました。

【調査対象・方法
平成17年4月1日現在、久留米大学医学部産科婦人科学教室に所属し久留米大学病院および関連施設において診療、研究、教育に従事している医師72名中、教授、助教授以外の66名を医局員と定義しています。
医局員66名のうち、病休1名、大学院生2名、留学1名、休局1名をのぞく61名にアンケートを送付しました。
また、61名中配偶者を持つ42名には家族用のアンケートを作成し送付しました。
アンケートは無記名で行い、回収されたアンケートを単純集計し検討しています。

【アンケート内容】
[ 医局員用アンケート ]
1) 性別  2) 産婦人科経験年数  3) 産婦人科を選択した理由

4) 一日の平均勤務時間  5) 一ヶ月の当直拘束回数の合計
6) 当直時の平均睡眠時間  7) 勤務に対する満足度
8) 転科について  9) 将来について
10) 一ヶ月のうちで仕事から解放されて家族と過ごせる休日日数
11) 自分の子供が医師になった場合、産婦人科医を勧めますか

[ 家族用アンケート ]
1) 配偶者のやりがいについて  2) 報酬について  3) 将来について
4) 産婦人科医師と結婚したことについて

5) 一ヶ月のうちで仕事から解放されて家族で過ごせる休日日数
6) 自分の子供がが医師なった場合、産婦人科医を勧めますか
7) フリーコメント


医局員アンケート結果
1) 性別  2) 産婦人科経験年数
  配布数 回収数 回収率(%)
医局員 61 42 68.8%
男性 50 36 72.0%
女性 11 6 54.5%
A群:経験年数1〜5年 19 10 52.6%
B群:経験年数6〜10年 14 9 64.3%
C群:経験年数11年以上 28 23 82.1%
家族 42 29 69.0%
3) 産婦人科を選択した理由

-

4) 一日の平均勤務時間
5)1ヶ月の当直拘束回数
産婦人科勤務医の労働実態

平均勤務時間12時間以上・・・78.5%
月11回以上の当直拘束 ・・・45.2%
6) 当直時の平均睡眠時間 ・・・4.8時間
10) 一ヶ月のうちで仕事から解放されて家族と過ごせる休日日数  ・・・2.5日
7) 勤務に対する満足度
(1) いま勤務している病院では、報酬を除き、産婦人科医を大切にしてくれいますか?



(2) 勤務時間に対して(待遇、学問的にも含めて)満足していますか?
8) 転科について
いままでに、産婦人科をやめて他科へ転科しようと、具体的に誰かに相談したり、
見学に行ったことがありますか?



※転移を考えた理由
・産婦人科は好きだが就労環境が悪い
・産婦人科は好きだが体力的に無理と思った
・産婦人科に興味が持てなくなった


【補足データ】早期退局(5年未満)者のその後の志望(九州大学データ)


退局時に専門領域を変更する傾向が認められる。
医学・医療の一分野として興味をもっていても、一生の生業として不適切、
と判断する人が増えてきた。
9) 将来について
10年後に産婦人科を続けていますか?
11) 自分の子供が医師になった場合、産婦人科医を勧めますか

家庭用アンケート結果
1) 配偶者のやりがいについて
配偶者が産婦人科の仕事にやりがいを持っているように見えますか?

2) 報酬について
現在の報酬について満足していますか?
3) 将来について
10年後に産婦人科を続けていて欲しいですか?
4) 産婦人科医師と結婚したことについて
5) 一ヶ月のうちで仕事から解放されて家族で過ごせる休日日数
平均2.5日

【参考資料】
平均勤務時間12時間以上・・・78.5%
月11回以上の当直拘束 ・・・45.2%
6) 自分の子供がが医師なった場合、産婦人科医を勧めますか
7) フリーコメント(家族からのコメント)
  • 家族の一員としての時間が取れるようにして欲しい。
  • 心身共に緊張状態が続き、身体を壊さないか、そして医療の安全が脅かされているのではと心配。
  • 他科と待遇面での差別化を図り、産婦人科は大変だがやりがいのある科だと研修医、学生が思える環境にして欲しい。
  • マスコミや社会に対して産婦人科に携わることの重圧感を正しく理解させて欲しい。
  • 家族はお父さんの仕事を誇りに思っている。
  • お父さんにまだまだまだ元気で赤ちゃんを取り上げて欲しい。





 
   
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