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耳・側頭骨疾患外来
耳疾患
側頭骨は聴覚器、平衡器を納める頭蓋骨の一部で、耳を構成する器官です。当外来では、耳の炎症性疾患(慢性中耳炎、中耳真珠腫など)、耳の腫瘍性疾患(聴器癌、外耳道良性腫瘍、側頭骨腫瘍など)に対する治療を行っています。主には保存的治療で改善が望めない疾患に対する手術を行っています。また、聞こえに関する医療として、補聴器の適合や、人工内耳手術、伝音性難聴に対する聴力改善手術(鼓室形成術・アブミ骨手術)を行っています。
小児難聴
多くの医療機関で新生児聴覚スクリーニングが施行されるようになり、生後まもなく難聴の疑いを指摘される新生児が増えています。このため早期診断により早期聴能訓練が可能となってきました。当院外来では難聴を指摘された新生児や小児に対し精密聴力検査を施行し、難聴の有無や程度を診断します。診断結果により補聴器の必要性の判断やできるだけ早期の療育環境の指導を行っています。補聴器 を装用した場合、補聴効果を観察し、効果が芳しくない場合人工内耳手術の適応も検討します。小児の言語発達には聴覚が大きく関係します。このため言語発達の遅れ、構音の障害がある場合も精密聴力検査、発達検査を施行し、言語聴覚士による訓練・指導も行います。
めまい
当外来では、めまいや平衡失調で悩んでいる患者さんを診察しています。めまいの病気には、メニエール病や良性発作性頭位めまい症をはじめ、その他様々ものがあります。原因のはっきりしないめまい症、前庭神経炎、前庭機能の低下、遅発性内リンパ水腫、中枢障害によるめまい、突発性難聴、心因性めまい、不眠や疲労に伴う一過性めまい、眼精疲労にともなうめまい、乗り物酔いなどです。当科では、診察と種々の検査によってめまいやその他の症状の原因を検索します。結果の診断により内服による治療、リハビリによる治療、場合によっては手術による治療を選択し、症状の改善、再発の予防を図ります。