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  1. 久留米大学医学部 形成外科・顎顔面外科学講座
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Explanation and consent医療行為の説明と同意について

当科では、診療を円滑に進めるために、心身への負担が比較的少ないと考えられる以下の医療行為につきましては、原則として口頭での説明と同意確認で対応させて頂いております。ご不明な点は、遠慮なく医師や看護師にお尋ねください。

処置および治療に関するもの
創傷処置(消毒など)、洗浄処置、デブリードマン(傷んだ組織や異物の除去)、局所麻酔、創傷処理(縫合など)、皮膚切開術、陰圧閉鎖療法、創内持続陰圧閉鎖療法
検査・モニタリング
採血、尿検査、微生物学的検査、病理・細胞診検査、生理機能検査(心電図、脈波、体表超音波検査、酸素飽和濃度測定、呼吸機能検査)、一般X線検査、単純CT・MRI検査、その他各種モニタリング
薬剤投与
内服、外用、注射(静脈内、筋肉内、皮下)、点滴(抹消静脈留置針挿入)、点眼など
ピオクタニン(色素)の使用
ピオクタニンを手術部位皮膚の切開線のデザインや病変部位の染色のために使用する場合があります。海外の動物実験で、経口的に持続摂取した場合に発がん性を示唆する報告がありました。しかし、医療現場では一時的に局所に使用するのみであり、これまで発がんの報告はありません。当科では、使用による利益が不利益を上回ると判断される場合に必要最小限の量を使用します。
その他の医療行為
・ 診療を目的とした創部の写真撮影・動画撮影およびその保存
・ 医学生・看護学生の診療行為への参加

上記の医療行為であっても、書面による説明と同意が必要と判断された場合には、説明を行い同意書に署名を頂きます。

Request for cooperation研究・症例報告へのご協力のお願い

治療結果や治療中に生じた問題などについて検討し医療者間で情報を共有することは、治療法の改善や安全性の向上につながり、医学の発展に寄与します。そのため、治療経過や結果について個人が特定されないかたちで(個人情報を保護して)、研究や症例報告に活用させていただく場合があります。

2025年4月1日 診療部長 力丸 英明

日本形成外科学会・日本創傷外科学会
マスコットキャラクターなおるん